閉じる
  1. マンション管理人代行で住民が副業でゴミ出しや清掃を行う時代に(ラウンド…
  2. 専有部分とは?
  3. 究極の受験勉強方法
閉じる
閉じる
  1. マンション管理士試験(平成19年度・2007年) 解答
  2. マンション管理士試験(平成19年度・2007年) 問題
  3. 管理業務主任者試験(平成19年度・2007年) 解答
  4. 管理業務主任者試験(平成19年度・2007年) 問題
  5. マンション管理士試験(平成20年度・2008年) 解答
  6. マンション管理士試験(平成20年度・2008年) 問題
  7. 管理業務主任者試験(平成20年度・2008年) 解答
  8. 管理業務主任者試験(平成20年度・2008年) 問題
  9. マンション管理士試験(平成21年度・2009年) 解答
  10. マンション管理士試験(平成21年度・2009年) 問題
閉じる

マンション管理士・管理業務主任者資格取得Navi

標準管理規約・標準管理委託契約書の解説

標準管理規約

マンション管理士 : 4~9問前後
管理業務主任者 : 7~9問前後

標準管理規約からの出題は、例年、若干の差はあるものの両方の試験に必ず出されます。区分所有法を十分理解したら、その次は標準管理規約の学習に取り掛かりましょう。

 

上記の出題状況を見ても、出題が多い年では試験問題の20%弱を占めるほどですので、合格するために如何に重要な分野であるかが分かると思います。
区分所有法民法と並んで重要科目であり、出題数も多く、多くの受験生が得点源としますので最低でも7割以上の正解を目標に置いて下さい。


管理規約とはどんなもの?でもご紹介していますが、管理規約は「マンションの憲法」と呼ばれマンションでの最高法規となります。区分所有者のみならず、すべての住民はマンションの管理規約の定めに従う義務があります。
『標準管理規約』というと、国土交通省が策定した管理規約の標準モデルを指します。標準管理規約が策定される以前は、区分所有法をベースにマンションメーカー(デベロッパー)が独自の管理規約を作っていましたので、メーカーによって中身がバラバラであったり、場合によっては不十分な管理規約となっていたと考えられます。


そこで国土交通省が管理規約の標準モデルとして標準管理規約を策定し、その後、この標準管理規約が分譲マンションのルールとして普及して来ていますが、あくまでも指針に過ぎないので、必ずしも標準管理規約を利用しなくてはならないというわけではありません。


さて、試験勉強のポイントは、区分所有法との違いを意識することです。例えば、以下のように区分所有法では、マンションでは年に1度「集会」を開かなくてはならないという定めがありますが、標準管理規約では、「集会」という言葉が「総会」となっています。勉強して理解が進めば何てことないことだと思いますが、初心者の時は少しの変化で戸惑ったりすることがあると思います。


区分所有法
(集会の招集)第34条  集会は、管理者が招集する。
2  管理者は、少なくとも毎年一回集会を招集しなければならない。(後略)
標準管理規約(単棟型)
(総会)第42条 管理組合の総会は、総組合員で組織する。
2 総会は、通常総会及び臨時総会とし、区分所有法に定める集会とする。
3 理事長は、通常総会を、毎年1回新会計年度開始以後2ケ月以内に招集しなければならない。(後略)

区分所有法では細かな定めがありませんので、それを補いより明確にするために、法律をベースとして現実に落とし込まれた「決まり事」であるという視点が大切です。


上記の比較を見ただけでもなんとなく両者の関係がイメージできますね。
特に意識しなければならないことは、区分所有法で、『規約に別段の定めがない限り・・・である』とか、『規約で別段の定めをすることを妨げない。』という表現があることです。あくまでも最低限のルールを法制化したのが区分所有法ですので、条文の記載の中に、「規約で別に定めがないときは、こうやってね」とか「規約で別の定めをすることができるよ」といった表現があります。このように規約で別に定められることや、逆に区分所有法とは別に定めることができない箇所がありますので、こういったところは条文をよく確認したり、テキストを利用したりして確認しておきましょう。

また、標準管理規約では条文の次に『コメント』が記載されています。これは、各条文の解説・補足説明という位置づけですが、試験にも採用されることもありますので、必ずチェックしておくようにしましょう。

初心者にも分かり易く図示・図解されたテキスト等もありますので、バイブルとして一冊手元に置くことをおススメします。

【関連】
※標準管理規約の出題数などの状況は、過去問題・試験の分析でご紹介しています。
管理規約とはどんなもの?
中高層共同住宅標準管理規約の改正について(国土交通省)平成16年1月23日
マンション標準管理規約の改正について(国土交通省)平成23年7月27日
※マンションに関するの基礎知識の習得、イメージを広げたい人はこちらも参考に。

標準管理委託契約書

マンション管理士: 1問前後
管理業務主任者 : 3~4問前後

標準管理委託契約書は、管理組合とマンション管理会社が締結する管理委託契約に関する契約書の標準モデルです。標準管理規約を読んでいただいた人は、もう概要のイメージはつきましたね。
管理委託契約書は、マンションの管理を専門の会社へ委託する際に、非常に重要な書類となりますので、国土交通省が管理規約と同様に標準モデルとして策定したものです。
試験問題としての出題状況ですが、やはりマンション管理会社側の立場である管理業務主任者試験には、マンション管理士よりも多く出題されていることが分かります。比較してみると、よく出来てますね。標準管理委託契約書には、丁寧にコメント(解説)がついていて、このコメントからの出題もありますので、要チェックです。まずは、過去問題を確認し、条文やコメントを理解するようにしましょう。

【関連】
※標準管理規約の出題数などの状況は、過去問題・試験の分析 でご紹介しています。
マンションの管理委託契約に係る標準管理委託契約書について(国土交通省)
※マンションに関するの基礎知識の習得、イメージを広げたい人はこちらも参考に。「管理委託契約書の手引き」もあります。

分野別解説一覧

区分所有法
民法
マンション管理適正化法
標準管理規約・標準管理委託契約書
被災区分所有法・マンション建替え円滑化法
建築基準法
修繕、建築・設備
マンション会計
その他の法令等

関連記事

  1. 修繕、建築・設備の解説

  2. マンション会計の解説

  3. 就職活動・面接テクニック

  4. 過去問題・試験の分析

  5. 試験科目・分野別の解説

  6. 法令・規約・契約書リンク集

おすすめ記事

  1. マンション管理人代行で住民が副業でゴミ出しや清掃を行う時代に(ラウンド不動産)たけしのニュース7days
  2. 専有部分とは?
  3. 究極の受験勉強方法

Advertisement

ページ上部へ戻る