やまとの合格体験記(マンション管理士・管理業務主任者)

ダブル合格!成功と失敗・・・
私、やまとは、マンション管理士、管理業務主任者共に、2回受験しました。いずれも独学で。
初回の受験は、両者共に見事に惨敗・・・。箸にも棒にも。
敗因は明らかでした。1回目は完全になめてかかっていたのもありますが、
分析してみると、アプローチの方法が明らかに的を得ていなかったのです。
1回目は、合格するためにはテキスト中心に満遍なく学習し、全てを暗記する気で勉強を進め、結果的に問題演習に時間を割かなかったのです。テキストをやれば問題が解けるものだと勘違いしていたのです。過去問題を数年分本番さながらの状態で時間を計って解いて見ましたが、思うように結果が揮わず、正直、不合格の手ごたえ満々の中、本番を迎えました・・・。
「練習で出来ないことが、試合で出来るか!」監督に一喝されそうです^ ^
つまり、試験問題の癖や過去の傾向等が十分に把握できないまま本番を迎えた格好で、問題に対して知識の応用が出来なかったのです。
その結果・・・みごとに不合格通知をGET!
そこで一念発起。
1回目の教訓を糧に、2回目の受験に向けてはテキストは殆どと言って良いくらい見ることなく、
永遠と過去問題を繰り返し解く作業に没頭しました。
過去問題のみ徹底して繰り返し、最終的には4~5回は同じ問題を解いていたように思います。
一冊の過去問題集を購入し、問題を解いては、自分が間違えた(また、間違えそうな)問題を分析し、記録するために問題番号の横に○×△を書き込んでいきました。
○・・・自信を持って、2度と間違えないと思った問題。
△・・・まぐれで正解。胸を張って次も間違えないとは言えそうにない問題。
×・・・間違った問題。
5回演習を繰り返した時に、
【問1】
○○○○○
というような形がベストではありますが、
【問5】
××△○○
というような問題も当然出てきます。
ポイントは、知識が後戻りしないように、間違った所を意識して覚えようとすることが大切です。
【問10】
△×△・・・
このように、自分の正答する確率が不安定な問題は要チェックでした。
また、いちいち正解のページを見ないで済むように、ページの一番下に小さく(パッと見、見えないくらいの字で)正解の番号を、はじめに書き込んでいました。(問1:2番)そうすることで、ページを捲る頻度が少なくなり効率的に、回答⇒答え合わせが出来るようになったのです。
本に書き込むのがあまり好きでない人もいるかもしれませんが、出来るだけ情報を集約するためにノートに回答をしたりするのではなく、直接書き込むことをおススメします。「やるのはこの1冊!」と決めていたので、持ち運びも嵩張らずどこでも、これ1冊で学習が出来ました(テキストに書き込むよりは問題集に書き込む方が効率が良いような気がします)。
正直、来る日も来る日も過去問題を解いてましたので、ちょっと変った角度からアプローチされたら対応できないんじゃないかetc…不安がありましたが、1年目の教訓がありますので、取りあえずやってみるかということで、結果的には4~5回同じ問題を解きました。
この結果、どうなったかというと、問題や選択肢の文章、正解、解説等、殆どの部分を暗記してしまっていたのです。ちょこちょこ気になったところや理解に乏しいところを補足でテキスト等で調べてましたので、1年目に比べて戦闘力は大幅にアップしているような手ごたえがありました。
当然、1年目のテキスト勉強の基礎力が多少なりとも役にたっていたとは思いますが、余り暗記を意識していなかったにも関わらず、過去問題の演習だけでこれだけ違ってくるものだとは、正直はじめた頃には想像できませんでした。
問題演習は、ダブル受験だったので、マンション管理士と管理業務主任者を交互にやってました。
仕上げに、本番直前に模試のような問題をやって望みました。
どちらの試験も、午後一番で開始されます。
試験当日は、間違いの多かった(×の多い)問題を中心に、直前に解いた模試の復習を兼ねて、試験会場の近場の喫茶店で午前中にウォーミングアップして望みました。国家試験となると、喫茶店に同じような人が沢山いるものです。
試験会場で毎回思うのは、会場の人数に対しての合格者数(合格率)のことです。特にマンション管理士試験の時は、まがりなりにも合格率7%台を叩き台だす狭き門だと認識していましたので、ざっと見て100人くらいの会場だったら、
「あ~、この一例(7人)くらいしか、受からないんだな~」
と思ってしまいます。
後は、気合を入れ直して、問題を解くのみと言い聞かせながら・・・
結果的に、過去問題を暗記するくらい解いたのが功を奏したのか、ダブル合格を勝ち取ることが出来ました。合格通知が届くとしみじみ嬉しいものです。
【実際に使用したテキスト】
・楽学管理業務主任者
・マンション管理士 過去問題集
・管理業務主任者 過去問題集
※問題集は、過去問題であればどの本でも良いと思います。
最後に笑い話ですが、後見制度の所で、はじめて「後見人(コウケンニン)」という言葉を知った時に、いったい何て読んだら良いのか分からず(送り仮名をふってくれればいいのですが・・・)、あーだーこーだと考えてたことがあります。
「後見人」
訓読みだと「~ひと」とか「~びと」で明らかにおかしいので、音読みであることは想像がついたのですが、結果的に出てきた答えが「ゴケンニン」。やや略して、「ゴケニン」、「ゴケニン」って覚えた記憶があります。(御家人?)結局、試験後に何かの拍子で間違えに気がつきました。。。
独学ってこんなもんです。
正しい読み方も大切でしょうが、意味を理解することの方がより重要です。なぜかこの時は、読み方をインターネット等で調べようとしませんでした。恐らく、その時点での優先順位が「読み方」よりも「過去問題を解く、理解する」が上回っていたからでしょう。
機械的な暗記よりも、本質を考えながら覚えた方が、脳に刷り込まれて行く感覚がありますので、分からない時は現実に置き換えて勝手に想像して、砕いて理解するようにした方が良いかもしれません。特に民法は。
思わぬ所で恥をかくかもしれませんので、くれぐれも読み方には注意しましょう♪