管理業務主任者に合格した後にすること

まずは、国土交通大臣の登録
管理業務主任者試験に合格するだけでは、管理業務主任者となることは出来ません。
国土交通大臣の登録を受け、資格証の交付を受けてはじめて管理業務主任者となり、管理業務主任者としての業務を行うことができます。
この登録を受けるには、登録申請時までに実務経験が2年以上必要となります。実務経験が2年に満たない場合は、社団法人高層住宅管理業協会が実施している、登録実務講習を受講し修了試験に合格することで、2年以上の実務経験を有するものと同等以上の能力を有するものと認められ、登録の要件を満たすことができます。
もちろん、有料(受講料:22,050円/税込み・振込手数料別)の講習ですが実務2年の壁を一気にクリアすることができますので、これから管理会社に従事することを考えている場合や既に実務を行っている場合は、こちらの講習を受講しましょう。
※5年毎に、更新(有料)が必要ですので、特に実務を行う予定がない人は、必要になった時に登録するのが良いと思われます。
【参考】
社団法人マンション管理業協会-登録実務講習
マンション管理会社へ就職!
管理業務主任者に合格して資格を生かすなら、マンション管理会社へ就職するしかないと言っても過言ではありません。
但し、年齢等によっては有資格者であっても実務経験がないと、中々難しい面もあるようです。
マンション管理業界もM&Aが進み、競争が激しくなってきているようですが、マンション管理業界と資格の将来性・展望でも述べたようにストック型のビジネスモデルですので比較的景気に左右されにくく安定していると思われます。
高給でなくとも、安定感とやりがいを求めている人には最適な環境ではないでしょうか。
また、マンション管理会社では管理業務主任者を保有していることで、資格手当てを支給している会社があります。資格試験に望むモチベーションの一つにもなると思いますし、長年勤めると仮定すると資格の有無は大きな差に繋がります。当ページ下に資格手当てをもらえる場合、いくらもらえるかを簡単にシュミレーションした試算表を記載していますので、そちらもご覧下さい。
資格手当て | 5000円 /月 | 10000円 /月 | 15000円 /月 | 20000円 /月 | 25000円 /月 |
1年 | 60000円 | 120000円 | 180000円 | 240000円 | 300000円 |
3年 | 180000円 | 360000円 | 540000円 | 720000円 | 900000円 |
5年 | 300000円 | 600000円 | 900000円 | 1200000円 | 1500000円 |
10年 | 600000円 | 1200000円 | 1800000円 | 2400000円 | 3000000円 |
15年 | 900000円 | 1800000円 | 2700000円 | 3600000円 | 4500000円 |
20年 | 1200000円 | 2400000円 | 3600000円 | 4800000円 | 6000000円 |
【参考】
・就職活動・面接テクニック
・当サイト内掲載のマンション管理会社リスト
資格手当て試算表
表中の数字は、1年間で支給される金額を表示しています。
※マンション管理会社各社の資格手当の有無は、管理業務主任者資格で手当がもらえる会社はあるか?をご覧下さい。
管理業務主任者で独立??
管理業務主任者資格を利用して独立が可能か?
この問いに関しては、例えばマンション管理会社を自分で立ち上げるとか、マンション管理部門をもった会社を立ち上げるとかいうような方法が考えられますが、可能性としては少ないと思われます・・・。マンション管理業者は登録制(免許)でお金もかかりますので・・・。ほとんどの人が、資格を活用して↑マンション管理会社に勤めることが一般的と考えられます。余談でした。。