管理業務主任者 試験科目・出題範囲・過去問題

試験科目・出題範囲
オフィシャルには次のようになっています。色々と記載されていますが、やはり、法律に関連する問題のウェイトが非常に大きいです。中でも、特に次の4分野は出題数も多く受験者の多くが得点源としますので、合格するためには絶対に避けては通れない分野です。
1.区分所有法、2.民法、3.マンション管理適正化法、4.標準管理規約
また、会計分野は特に得点原となりますので、基礎的な勉強を惜しまずに着実に取り組むことをお勧めします。
※当サイト内掲載の試験科目の分野別解説はこちら⇒試験科目・分野別の解説
①管理事務の委託契約に関すること。
②管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること。
③建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること。
④マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること。
⑤前各号に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること。
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則第64条による。
国土交通省総合政策局不動産業課による想定される管理業務主任者試験の内容
1.管理事務の委託契約に関すること | ■民法(「契約」及び契約の特別な類型としての「委託契約」を締結する観点から必要なもの) ■マンション標準管理委託契約書等 |
2.管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること | ■簿記 ■財務諸表論等 |
3.建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること | ■建築物の構造及び概要 ■建築物に使用されている主な材料の概要 ■建築物の部位の名称等 ■建築設備の概要 ■建築物の維持保全に関する知識及びその関係法令 ・建築基準法 ・水道法等) ■建築物の劣化 ■修繕工事の内容及びその実施の手続きに関する事項等 |
4.マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること | ■マンションの管理の適正化の推進に関する法律 ■マンション管理適正化指針等 |
5.1.から4.に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること | ■建物の区分所有等に関する法律(管理規約、集会に関すること等管理事務の実施を行うにつき必要なもの)等 |
試験の一部免除
マンション管理士に合格した場合は、次の通り管理業務主任者試験の一部が免除されます。
1.免除問題数
5問(50問中)
2.免除対象問題
マンション管理の適正化の推進に関する法律
3.短縮時間
10分間
つまり、通常は50問・120分間の試験内容が、45問・110分の試験となります。マンション管理の適正化の推進に関する法律の問題は、問題の後ろから数えて5問(46問目~50問目)に相当します。この分野を全問正解したことと同じような扱いを受けることができますので、マンション管理士合格者には大変大きなアドバンテージとになります。
ちなみに、管理業務主任者合格者は同じくマンション管理士試験を受験する際に5問免除の措置を受けることができます。
管理業務主任者に合格した場合は、アドバンテージを生かしてマンション管理士試験にもトライしてみましょう!
過去問題
過去問題は、試験対策をする上で最も参考になる資料ですので、問題集等で全ての年の問題を確認することをお勧めします。傾向と対策!傾向のエッセンスが詰った過去問題集は、1冊は必ず手元に置いておきましょう。
当サイト内掲載の過去問題集はこちら⇒過去問題・試験の分析
★管理業務主任者 過去問題集(市販本を見る)
「過去問題集なくして、合格なし!」といっても過言ではありません。