宅建の合格ライン・合格点・難易度との比較
合格率だけで見ると、マンション管理士(7%前後)、宅建(16%前後)、管理業務主任者(20%)前後となっています。しかしながら、受験者総数(および合格者数)で見ると宅建が桁違いに多い状況です。
マンション管理士の合格率は1桁台ですので、文句なしにマンション管理士が合格するのに最も難しい資格と言えるでしょう。
宅建の出題傾向は比較的変化なく、同じような問題が繰り返されているという面があり(わりとオーソドックスな問題)、合格者の絶対数も管理業務主任者の10倍近くあります。
一方、管理業務主任者の試験は、年々、長文化・難問化しています。選択肢から正解を選ぶのではなくて、選択肢に正解が何問あるかと問うような本当の知識を問うような出題形式も増えてきています。
従いまして、宅建と管理業務主任者を比較すると宅建の方が合格率は低くなっていますが、平成25年時点では管理業務主任者の方が、宅建よりも難易度が高いのではないかと考えられます。合格者の絶対数が多いのが宅建で28,470人(H25年)。比べて管理業務主任者の合格者数は4,254人(H25年)。約3万人の中に入るのと、4千人の中に入るのと、どっちがいけそうですか^^。
【2chの声】
ただ、問1にしても管理業務主任者は他の国家資格違って、民法と区分所有法のミックス問題なんだよな。それに、問題文がやたらと長くて、1問目からして戦意を喪失させる出題形式(H25年)。
当然、難易度の高い資格を取得した方が達成感も価値もあります。それでは、次のページでは、それぞれの資格試験のスケジュールを見てみたいと思います。
1年間で、一気に3つの資格を取得することもできますよ!
宅建 | マンション管理士 | 管理業務主任者 | |||||||
合格率 | 合格点 | 合格者 | 合格率 | 合格点 | 合格者 | 合格率 | 合格点 | 合格者 | |
平成27年度 | 15.4% | 31点 | 30,028人 | 8.2% | 38点 | 1,158人 | 23.8% | 34点 | 4,053人 |
平成26年度 | 17.5% | 32点 | 33,670人 | 8.4% | 36点 | 1,260人 | 21% | 35点 | 3,671人 |
平成25年度 | 15.3% | 33点 | 28,470人 | 8.2% | 38点 | 1,265人 | 22.5% | 32点 | 4,241人 |
平成24年度 | 16.7% | 33点 | 32,000人 | 9.1% | 34点 | 1,498人 | 21.9% | 37点 | 4,254人 |
平成23年度 | 16.1% | 36点 | 30,391人 | 9.3% | 36点 | 1,587人 | 20.7% | 35点 | 4,278人 |
平成22年度 | 15.2% | 36点 | 28,311人 | 8.6% | 37点 | 1,524人 | 20.1% | 36点 | 4,135人 |
平成21年度 | 17.9% | 33点 | 34,918人 | 7.6% | 34点 | 1,444人 | 20.5% | 34点 | 4,329人 |
平成20年度 | 16.2% | 33点 | 33,946人 | 8.6% | 37点 | 1,666人 | 20.3% | 34点 | 4,113人 |
平成19年度 | 17.3% | 35点 | 36,203人 | 7.4% | 36点 | 1,479人 | 22.3% | 33点 | 4,497人 |
平成18年度 | 17.1% | 34点 | 33,191人 | 8.3% | 37点 | 1,814人 | 20.2% | 33点 | 4,209人 |
平成17年度 | 17.3% | 33点 | 31,520人 | 7.3% | 34点 | 1,909人 | 22.2% | 36点 | 5,019人 |
平成16年度 | 15.9% | 32点 | 27,639人 | 8.8% | 30点 | 2,746人 | 19.2% | 37点 | 4,617人 |
平成15年度 | 15.3% | 35点 | 25,942人 | 8.0% | 38点 | 3,021人 | 20.9% | 35点 | 5,651人 |
平成14年度 | 17.3% | 36点 | 29,423人 | 7.0% | 36点 | 3,719人 | 29.4% | 33点 | 10,390人 |
平成13年度 | 15.3% | 34点 | 25,203人 | 7.4% | 不明 | 7,213人 | 58.5% | 不明 | 33,742人 |